PC用UAとは何か—WordPressがスマホとPCを見分ける仕組み
「PC用UA」という言葉が出てきたとき、ピンとこない人も多いと思うので整理しておく。
UAとはブラウザの自己紹介
UA(User Agent)とは、ブラウザやアプリがサーバーにリクエストを送るときに自動で付加する文字列のことだ。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 Chrome/124.0
この文字列の中にOS・ブラウザ・デバイス種別が含まれていて、サーバー側はこれを見て「PCからのアクセスか、スマホからか」を判断している。
WordPressのテーマ切り替えに使われている
WordPressでスマホとPCに別々のテーマを当てるプラグイン(PC Theme SwitcherやLet’s Replaceなど)は、このUAを読んで表示するテーマを切り替えている。
ユーザーは何も意識しないが、裏側では毎回このUAの値を見て「このデバイスにはこのテーマ」という判定が走っている。
なぜAIがこれを認識できないのか
UAによるテーマ切り替えの設定は、コードファイルの中には書かれていない。プラグインの管理画面の設定値として、データベースの中に保存されている。
Claude Codeはファイルを読んで推測するので、DBの中の設定値までは把握できない。だから「スマホとPCに別テーマが当たっている」という事実を、こちらから伝えない限り知るすべがない。
これがClaude CodeでWP修正をするとき、最初にサイト構成をテキストに書き出しておく必要がある理由のひとつだ。
そしてもう一点—AIが出した修正コードが「動いているように見える」場合も、UAによる分岐のせいで片方のデバイスにしか効いていないことがある。Claude Codeの出力は疑ってかかる姿勢が、こういう場面でも生きてくる。
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