結論:合理はAIへ、非合理は人間へ——新しい分業の時代
話をまとめよう。
AIに渡すもの
- 繰り返しの作業(自動化)
- コードの実装(プロンプトではなく仕様書で制御)
- 客観的な情報収集と分析
人間が握るもの
- 構造の設計(低レイヤー、アーキテクチャ、仕様書)
- 主観の蓄積(違和感、直感、個人の世界観)
- 非合理な情熱(ゲーム、祭り、エンタメ、教育)
- 「吸われない」独自性の防衛
これは悲観的な未来ではない。むしろ、人間が「本当に人間らしいこと」だけをすればいい、という解放の物語だ。
M氏がラズベリーパイと株式AIと、そしてゲーム開発を同時に愛しているのは、この本質を身体で知っているからではないか。自動化で時間を作り、構造で精度を上げ、非合理な情熱で唯一性を守る。
2030年、AIに「役割」を奪われない人間は、合理性をAIに丸投げし、自分は非合理に生きることを選んだ人間だ。
それは逃げではない。最も洗練された、人間的な戦略だ。
本連載は、フリーランスエンジニア・M氏と教育者・樫尾氏の対話を基に再構成した思想的読み物です。
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