HTMLってどこまでできるの?20年進化し続ける理由
↑ 実際に動くデモ(Canvas・アニメーション・Web API・AI連携)
20年以上付き合っているのに、まだ驚かされる。それがHTMLという技術の面白さだと思う。
HTMLでできることの全体像
「HTMLってWebページを作るだけじゃないの?」と思っている人は多い。でも実際には、今のHTMLでできることはここまで広がっている。
ゲーム系
– ノベルゲーム(テキスト+分岐+音声再生)
– ぷよぷよのようなパズルゲーム(Canvas+ゲームループ)
– 3Dゲーム(WebGL / Three.js)
– 音ゲー(Web Audio API+Canvas)
ツール系
– スライド・プレゼンテーション(Reveal.js等)
– 画像編集ツール(Canvas+File API)
– コードエディタ(VSCodeもHTML製のElectronで動いている)
– 表計算アプリ
通信系
– ビデオ通話(Google MeetはブラウザだけでWebRTCで動く)
– リアルタイム共同編集
– P2P通信
なぜ20年でここまで来たのか
1990年代、HTMLは「文書を表示するだけ」のものだった。それが少しずつ変わっていった。
- 2005年 Ajax登場 → ページ遷移なしでデータを取得できるようになった
- 2009年 HTML5 → Canvas・Video・Audioがネイティブで使えるように
- 2013年 WebGL → ブラウザで3D表現が可能に
- 2017年 WebAssembly → C++やRustで書いたコードがブラウザで動く
- 2020年 WebGPU → GPUを直接叩ける(AI推論もブラウザ内で)
- 2024年〜 AI統合 → HTMLがAIのUIとして機能し始めた
毎回「これ以上何が必要?」と思うたびに次が来る。
AnthropicがHTMLをマークダウンの後釜に据えようとしている
マークダウンには限界がある。
# タイトル
**太字** *斜体*
記号でテキストを「汚す」必要があり、表現力に上限があり、インタラクションができない。
HTMLアーティファクトなら、グラフが動く。ボタンが押せる。計算ができる。データが可視化できる。ゲームも動く。
AIが「読む文書」ではなく「動くアプリ」を生成する時代になってきた。ClaudeがHTMLを出力するようになったのはその流れのひとつだと思う。
HTMLの本質的な強み
技術が進化し続けても、変わらない強みがある。
インストール不要。URLを送るだけで動く。
App Storeも、exeファイルも、Dockerも不要。20年前からそうだった。そこに WebAssembly・WebGPU・AI生成が乗っかってきた結果、「ブラウザ=OS」になりつつある。
ChromeOSはまさにそれを証明している。
まだまだ目が離せない技術だと改めて思う。
