公式LINEの返信は「確かめて押すだけ」に。ログイン済みのChromeをAIがそのまま使う話
公式LINEの返信は「確かめて押すだけ」に。ログイン済みのChromeをAIがそのまま使う話
公式LINEの返信、たまっていませんか?
本業の合間に、一人ずつ開いて、文面を考えて、送る。
件数が少なくても、「返さなきゃ」が頭の片すみに残り続けます。
私も教室の公式LINEで、ずっとそうでした。
今朝、その重さがかなり変わったので、何が起きたのかを書いておきます。
前は「スクショを撮って渡す」だった
AIに返信文を作ってもらうこと自体は、前からやっていました。
ただ、やり方はこうです。
- 公式LINEを開く
- トークのスクショを撮る
- Claude に貼って「返信考えて」と頼む
- できた文をコピーして、LINEに貼る
文面はAIが作ってくれる。
でも、撮って渡す手間が一番の面倒でした。
一人ずつ開いて、撮って、貼って。これが件数ぶん続きます。
今朝やったこと
今朝は、Claude にこう頼みました。
「公式LINE、新しい順に返信を下書きして」
すると Claude は、私のChromeで公式LINEの管理画面を開き、
一覧を読み、相手ごとのトークを開いて、
返信文を入力欄に入れたところで止まりました。
送信はしていません。
一覧を見ると、名前の横に下書きのペンのマークが並んでいます。
日程の相談が来ていた方には、カレンダーを見て、
前にこちらから出していた候補と照らし合わせた上で、返事を書いてくれました。
私がやったのは、一人ずつ文面を読んで、送信ボタンを押すことだけです。
何がつながっているのか
最初は「いつの間にそんなことが?」と思いました。
MCPを自分で入れた記憶もありません。
調べてみると、仕組みはこうでした。
| 場所 | 入っているもの |
|---|---|
| Chrome | 拡張機能「Claude in Chrome」(Anthropic公式) |
| Mac | Chromeと Claude をつなぐ設定ファイル(アプリを入れたときに自動で置かれる) |
| Claude Code | Chromeを操作する道具が、最初から入っている |
流れは「Claude → Macのつなぎ役 → Chromeの拡張機能 → 実際のタブ」です。
ポイントは、ふだん自分が使っているChromeを、そのまま使うこと。
公式LINEにも、Gmailにも、ログインしたままの状態で入れます。
パスワードをAIに渡す必要はありません。
Claude in Chrome は有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)で使えます。
Claude Code との連携は、2026年10月時点の公式ドキュメントではベータ版の扱いで、ChromeとEdgeに対応しています。
トークンは意外と軽かった
「画面を見ながら操作する」と聞くと、すごくお金がかかりそうに思えます。
実際に測ってみると、こうでした。
| 操作 | トークンの目安 |
|---|---|
| 画面を1枚撮る(縮小して) | 約600 |
| 一覧の文字を読む | 2,000〜3,000 |
| 3名分の返信を下書き(ルールや名簿を読む分も込み) | 約1万4千 |
重くなるのは、文字の多いページを丸ごと読んだときと、画面を何枚も撮ったとき。
公式LINEは一覧を1回読むだけなので、軽いほうでした。
ちなみに、LINE・Gmail・SNSなど9か所を毎回ぜんぶ見に行く「各種チェック」は、さすがに重かったので、
最初に見る場所を選んでから回る形に直しました。
送信だけは、自分で押す
AIに送信まで任せることも、技術的にはできるかもしれません。
でも私は、そこは自分でやると決めています。
理由はシンプルで、文面を自分の目で確かめたいからです。
相手は、毎週顔を合わせている生徒さんです。
日付の書き間違いひとつで、相手の休日の予定が狂います。
書くのはAIでも、送るのは私。ここは譲れません。
AIに「書かせる」のではなく、入力欄まで「運ばせる」。
この線の引き方が、ちょうどよかったです。

困りごとを、仕組みに変えていく
振り返ると、今回もいつもの流れでした。
- 困りごと:スクショを撮って渡すのが面倒
- 調べる:Chromeを直接さわれる仕組みがあると知る
- 実験:今朝、公式LINEで試す
- 検証:トークンを測る。重いところは見る場所を選ぶ形に直す
- 仕組み化:「返信は入力欄まで、送信は自分」をルールにする
「AIで何ができるか」より、「自分の困りごとのどこをAIに渡すか」。
教室でいつも伝えていることを、自分でもう一度やった感じです。
これから試したいこと
正直、効果の実感はまだこれからです。今朝始めたばかりなので。
この「下書きまではAI、送信は自分」の形は、ほかにも使えそうです。
- Googleのクチコミへの返信(これはもう同じ形でやっています)
- メールや請求書
- SNSの投稿
公式LINEの返信がたまって重い、という個人事業主の方には、特に合う形だと思います。
1週間使ってみて、返信にかかる時間がどれくらい減ったかは、また書きます。
