【Gemini CLI】仕組みと「スキル」の保存場所を徹底解説

この記事でわかること

  • 1. Gemini CLIの核心的な仕組み
  • ReActループの採用
  • 超巨大なコンテキスト窓
  • MCP(Model Context Protocol)連携
  • 2. 「スキル(スクリプト)」の正体と保存場所
  • ① グローバル(個人用共通設定)

2026年現在、ターミナルから直接AIを操作する「エージェント型CLI」の利用が急増しています。Googleが提供する Gemini CLI もその一つですが、このツールの仕組みや、Claude Codeのように独自のワークフローを「スクリプト化(スキル化)」する方法、そしてその保存場所についてまとめてみました。


1. Gemini CLIの核心的な仕組み

Gemini CLIは、単なるAPIのラッパーではありません。最大の特徴は、「思考(Reasoning)」と「実行(Acting)」を繰り返すエージェント機能にあります。

ReActループの採用

ユーザーの曖昧な指示に対し、「まずディレクトリ構成を見る」→「必要なファイルを読み込む」→「修正案を作成する」→「テストを実行して検証する」というステップを自律的に繰り返します。人間が細かく指示しなくても、AIが自分で考えて動いてくれるイメージです。

超巨大なコンテキスト窓

数百万トークンのコンテキストを活かし、プロジェクト全体(全ソースコードやドキュメント)を一気に読み込ませた状態での議論が可能です。「このリポジトリ全体を理解した上で答えて」という使い方ができるのが強みです。

MCP(Model Context Protocol)連携

Claude Code等と共通の標準規格「MCP」に対応しており、外部データベースや各種Webサービスとシームレスに連携できます。ツールが違っても同じ仕組みで拡張できるのは、地味に便利なポイントです。


2. 「スキル(スクリプト)」の正体と保存場所

Gemini CLIでは、特定の定型作業や高度なプロンプトを 「Skill(スキル)」 という単位で管理します。これは実質的に「AI用の実行スクリプト」として機能します。

保存場所は、そのスキルの用途に合わせて2系統あります。

① グローバル(個人用共通設定)

どのプロジェクトを触っているときでも呼び出せるスキルです。

  • パス: ~/.gemini/skills/
  • 用途: 自分好みのコードレビュー基準、コミットメッセージの自動生成、お決まりのデバッグ手順など

② プロジェクト固有

そのリポジトリ(プロジェクト)専用のルールや自動化手順です。

  • パス: (プロジェクトルート)/.gemini/skills/
  • 用途: チーム独自のコーディング規約のチェック、特定のビルド・デプロイ手順の自動化など

Tips: スキルはディレクトリごとに SKILL.md というMarkdown形式のファイルで定義されます。


3. Claude Codeとの「スキル互換性」

現在、Gemini CLIやClaude Codeは、同じ SKILL.md のフォーマットを採用しています。

これにより、Claude Code用に作成したスキル(.claude/skills/ 内のファイル)を、Gemini CLIのスキルディレクトリへコピーするだけで、ほぼそのまま動作させることが可能です。ツールを使い分けつつ、資産を共通化できるのは大きなメリットだと思います。


4. Raspberry PiやLinuxサーバーでの活用

Gemini CLIは低リソースの環境からも「AIエージェント」を呼び出せるため、インフラ管理や自動化との相性が抜群です。

非対話モードの活用

gemini -p "現在のログからエラーを抽出して解決策を提示せよ" > report.txt

このように、シェルスクリプトの一部として組み込むことができます。定期実行と組み合わせれば、自動監視ツールとして使えそうです。

設定の管理

APIキーやモデルの優先順位などは ~/.gemini/settings.json に集約されています。一箇所で管理できるのでわかりやすいです。


まとめ

Gemini CLIを使いこなす鍵は、自分専用の SKILL.md を増やしていくことにあります。一度作成したスキルは資産となり、異なるプロジェクトやAIツール間でも再利用可能です。

まずは ~/.gemini/skills/ に、自分だけの「秘伝のタレ(スクリプト)」を保存するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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