自宅サーバーならPHPの穴にも強い?共用サーバー・VPS・自宅サーバーを比べてみた

自宅サーバーならPHPの穴にも強い?共用サーバー・VPS・自宅サーバーを比べてみた

PHPの重大な穴(PHP2Shell)で、レンタルサーバーでは「サーバー会社の修正を待つしかない」と分かりました。

そこで考えました。

「自宅サーバーならどうだろう。被害の前にコンセントを抜けばいいし、パッチもすぐ当てられる。トンネルを作って、許可した人だけアクセスできるようにすれば、もっと安全なのでは?」

半分は、そのとおりでした。

自宅サーバーの「合っている」ところ

  • パッチをすぐ当てられる:サーバー会社を待たずに、自分で更新できる
  • 入口で人を絞れる:Cloudflare AccessやTailscaleのような仕組みで、許可した人しか入れないようにできる
  • 最後は物理的に止められる:コンセントを抜ける

特に2つ目は強力です。
今回の穴は、WordPressのログインより手前で突かれます。WordPressの中で「家族だけ」にしていても役に立ちません。
でも、入口で人を絞れば、知らない人のアクセスはPHPまで届きません。

自宅サーバーならPHPの穴にも強い?共用サーバー・VPS・自宅サーバーを比べてみた

落とし穴

  • 気づけるかどうか:自動の攻撃は、公表から短時間でやって来ます。寝ているあいだや旅行中なら、抜く前にやられます
  • パッチを当てるのは自分:すぐ当てられる代わりに、忘れたら誰も助けてくれません
  • 入られたら家の中まで:自宅のネットワークに置くと、家族のパソコンやNASまで狙われます
  • 公開サイトには使えない:人を絞る方法は、誰でも見に来るお店のサイトには向きません

そこで、レンタルのVPS

「自分専用のサーバーを、サーバー会社の建物で借りる」のがVPSです。
自宅サーバーの良いところを取りつつ、家に危険を持ち込みません。

自宅サーバーならPHPの穴にも強い?共用サーバー・VPS・自宅サーバーを比べてみた
共用サーバー レンタルのVPS 自宅サーバー
PHPの修正 会社がやる(待つしかない) 自分ですぐできる 自分ですぐできる
サイトごとの部屋分け しにくい Dockerでできる Dockerでできる
破られたときの家への影響 なし なし 家族のパソコンまで危ない
停電・回線 会社が面倒を見る 会社が面倒を見る 自分
手間 ほぼなし 更新は自分 いちばん多い

どれを選べばいい?

サイト 向いている置き場所
家族ブログ・社内ツールなど、見る人が決まっている VPS(または自宅)+入口で人を絞る
お店・会社の公開サイト 共用サーバー(会社に面倒を見てもらう)が無難
自分で更新を回せる人の公開サイト VPS+Dockerで部屋分け

結局のところ、「どこに置くか」より「誰が、どれだけ早く更新するか」で安全は決まります。
自分で回せるならVPS、任せたいなら共用サーバー。その選び方がいちばん現実的だと感じました。

共用サーバーで今すぐできることは、こちらにまとめました。

PHPの穴はエンジンにあった レンタルサーバーのWordPressで、自分にできること・できないこと

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