1つのセッションから配下のAIを動かしたら、頭の負荷がぐっと下がった
AIのセッションを1つずつ開いて回るのをやめて、1つのセッションから配下のセッションに頼むようにしました。頭の負荷がぐっと下がり、これはAIを使う人に必須のスキルになると感じています。3回シリーズの後編です。
これまでの2回
- 前編:AIのセッションを「秘書」「整理」「メンテ」「設計」という部署に分け、名札(性格)をつけた
- 中編:相談役(設計)と作る役を分けたら、仕組みが増えなくなった
部署ができたことで、次の問題が見えてきました。部署が増えるほど、開いて回るセッションも増えるんです。
セッションを開いて回るのは、意外と疲れる
部署を分けると、仕事はそれぞれのセッションで進みます。
でも、あるセッションは私の判断を待って止まり、別のセッションでは質問に答えていないまま、ということが起きます。それに気づくには、セッションを1つずつ開いて、「これは何の話だったっけ」と思い出す必要があります。
この「開いて、思い出して、判断して、次へ」が、地味に頭を疲れさせていました。
秘書を「受付」にした
そこで、秘書のセッションを受付にしました。私は秘書だけを開いておき、ほかの部署への頼みごとは、秘書から送ってもらいます。
流れはこうです。
- 私が秘書に話す
- 秘書が、担当の部署にメッセージで頼む
- 部署が仕事をして、秘書に報告する
- 秘書が要点を私に伝える
実際にその日、秘書から設計・整理・メンテ・編集長(発信担当)へ依頼が飛び、それぞれから報告が返ってきました。私は、ほかのセッションをほとんど開いていません。
1つのマスターセッションから配下のセッションをコントロールするっていうのは、すごく効率がいいな。他のセッションを開かなくてもいいし、これは脳の負荷がすごく下がる
思わず、こう口にしていました。

判断は、まとめてチェックボックスで
部署から「どちらにしますか?」と聞かれることもあります。そうした判断待ちも、秘書がまとめて私に聞いてくれます。
しかも、文章で並べるのではなく、チェックボックス(選択式)で聞いてもらうようにしました。打ち込まなくていいので、答えるのが本当に楽です。
さらに、いろんなセッションで聞かれたまま流れてしまった質問を、1か所に集めてまとめて聞くコマンドも使い始めました。セッションを探し回らなくても、たまった質問に一気に答えられます。
ただし、線は引いておく
便利ですが、何でも任せているわけではありません。
- 公開・送信に関わることは、本人が直接OKする:たとえば、公開中のブログ記事を書き換えるときは、秘書経由の「OKです」ではなく、担当のセッションで私が直接OKしました
- ツールの許可は、代わりに押せない:あるセッションが「このコマンドを実行していいですか?」と許可を求めたら、それはそのセッションの画面で私が押す必要があります
取り返しのつかないことほど、伝言ではなく本人が決める。人間の組織でも同じですね。
なぜ、頭の負荷が下がるのか
ここからは、私が使ってみて感じたことです。
- 窓口が1つになる:どこに話しかければいいか迷わない
- 覚えておかなくていい:「あのセッション、何か待ってたな」を頭に置いておかなくていい。報告が向こうから来る
- 判断が1か所に集まる:まとめて、選択式で答えられる
セッションを切り替えるたびに、頭の中も切り替わります。その回数が減るだけで、思っていた以上に楽になりました。
AIを使う人に、必須のスキルになると思う
これからは、AIに1つずつ仕事を頼むだけでなく、AIどうしを組み合わせて働かせる場面が増えていくはずです。そのとき、1つずつ見に行っていたら、人間のほうが追いつきません。
「1つの窓口から、配下のAIを動かす」
これは、AIを使いこなす人にとって必須のスキルになると、私は考えています(あくまで今の実感からの予想です)。
始めるなら、この3つから
- 部署を分けて、名札をつける:秘書・整理など、役割ごとにセッションを分ける(前編)
- 相談役を1人置く:「作る前に、今あるもので足りないか」を考える役(中編)
- 受付を決めて、そこから頼む:自分は受付とだけ話し、報告も判断もそこに集める(後編)
いきなり全部やらなくても大丈夫です。まずは「秘書」のセッションを1つ作るところから、試してみてください。
