Claude Code SubAgent の仕組みを整理してみた

この記事でわかること

  • サブエージェントとは
  • ローカルで動いてる?クラウド?
  • シェルとクラウドのやり取りは何という技術?
  • MCPとは違うの?
  • なぜエージェントを分離するのか
  • Claude Codeのサブエージェントは何種類?

Claude Codeを使っていると「エージェント実行中」という表示が出ることがあります。これが何なのか、どこで動いているのか、整理してみました。

サブエージェントとは

Claude Codeには「メインエージェント」と「サブエージェント」があります。

メインエージェントが司令塔になって、専門のサブエージェントに仕事を振る仕組みです。

メインエージェント(司令塔)
├── サブエージェントA(調査)  ┐
├── サブエージェントB(コード)├ 並列実行
└── サブエージェントC(レビュー)┘

並列で動かせるので、1つずつ順番にやるより速く終わります。

ローカルで動いてる?クラウド?

よく誤解されるのですが、AIの推論部分はすべてクラウドです。

あなたのMac(ローカル)
└── Claude Code CLIプロセス ← これだけローカル
    ├── ファイル読み書き・コマンド実行 ← ローカル
    └── プロンプト送信 → Anthropicクラウド
                          └── Claudeモデル(推論) ← クラウド
                              └── 回答 → ローカルに表示

「CLIというシェル」はローカルにあるが、「AIの頭脳」はクラウドにある、という構造です。サブエージェントも同じくクラウドで動いています。

シェルとクラウドのやり取りは何という技術?

API(HTTPS通信) です。具体的には:

  • 通信プロトコル:HTTPS
  • データ形式:JSON
  • ストリーミング応答:SSE(Server-Sent Events)

SSEのおかげで、回答が一気に返ってくるのではなく文字が順番に流れてくる表示になっています。

MCPとは違うの?

MCPはローカルのツールとClaude Code間のやり取りの仕組みで、役割が違います。

外部ツール(Figma・Obsidianなど)
    ↕ MCP(Model Context Protocol)
Claude Code CLI(ローカル)
    ↕ Anthropic API(HTTPS/SSE)
Claudeモデル(クラウド)
  • MCP → ローカルのツール・サービスをClaudeに繋ぐプロトコル
  • Anthropic API → CLIとクラウドモデルを繋ぐプロトコル

MCPはAnthropicが作った規格ですが、用途がレイヤーとして分かれています。

なぜエージェントを分離するのか

主に3つの理由があります。

1. コンテキストウィンドウの節約
メインの会話に全部詰め込むと上限に達しやすい。サブエージェントに切り出すことで、メインのコンテキストを汚さずに済みます。

2. 並列処理
複数のサブエージェントを同時に走らせられるので速い。

3. 専門化・役割分担
調査専門・コードレビュー専門など、タスクに特化したエージェントを使い分けられます。汎用エージェントより精度が上がります。

Claude Codeのサブエージェントは何種類?

現在組み込まれているのは5種類です。

エージェント 役割
general-purpose 汎用調査・複雑なマルチステップタスク
Explore コードベースの検索・ファイル探索(読み取り専用)
Plan 実装計画・アーキテクチャ設計
claude-code-guide Claude Code/API/SDKの使い方調査
statusline-setup ステータスライン設定の変更

数は固定ではなく、同じ種類を複数同時に起動することも可能です。Agent SDKを使えば独自のエージェントを追加することもできます。

リリース当初からこうだったの?

いいえ、段階的に進化しています。

時期 できるようになったこと
2023年3月 Claude初公開(チャットのみ)
2023〜2024年 ツール使用(Tool use)追加
2024年〜 エージェント的な動作・複数ステップの自律実行
2025年2月 Claude Code CLI公開(サブエージェント含む)
2026年1月 Cowork(より自律的なバックグラウンドエージェント)

リリース当初はシンプルなチャットAIで、ツール使用もサブエージェントも存在しませんでした。「エージェント」の概念はAI業界全体として2024年ごろから急速に広まり、Claudeもそれに合わせて進化してきました。

まとめ

Claude Codeのサブエージェントは、司令塔が専門家に仕事を振る仕組みです。処理はクラウドで動いていて、ローカルのCLIはあくまで「窓口」にすぎません。分業と並列化でスピードと精度を上げるのがその目的です。

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